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日本発祥のスーベニアジャケット、通称「スカジャン」に再注目

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  • 2024年10月20日
  • 読了時間: 4分

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今シーズンの秋冬アイテムも次々と入荷する中、当店でも注目しているTHRIFTY LOOKの「スカジャン」。スカジャンは、私自身も馴染み深く思い入れのあるウェアです。誰もが一度は聞いたことのあるスカジャンという呼び名は、1970年代頃から使われるようになった名称で、その発祥は戦後間もない1940年代後半まで遡ります。


当時、日本に駐留していたアメリカ兵のお土産品(スーベニア)として、サテンや別珍のジャンパーに、龍や虎などオリエンタルな雰囲気の刺繍を施したのが始まりで「SOUVENIR JACKET」(スーベニアジャケット)というのが、スカジャン本来の名称です。


その後、日本各地の米軍基地に納品されるようになり、1970年代に横須賀基地の周辺で売られていたスーベニアジャケットが、日本の若者たちの間で流行したことで「横須賀ジャンパー」の略称として「スカジャン」の名が広く使われるようになりました。



ヴィンテージの中でも希少な「アラスカ柄」

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今シーズン入荷したTHRIFTY LOOKのスカジャンは、ヴィンテージでも希少な「アラスカ柄」がモチーフとなっています。アラスカは、1959年にアメリカの49番目の州として昇格しており、その当時にアラスカの米軍基地内の売店でも、日本発祥のスーベニアジャケットがお土産品として販売されていました。最初は日本の米軍基地内で販売されていたスーベニアジャケットでしたが、その人気が高まるにつれ、アラスカをはじめハワイやグアムなど各地の米軍基地へと広がっています。


アラスカ柄のスーベニアジャケットは、いわゆる日本的なスカジャンとは雰囲気も異なり

その刺繍もアラスカに因んだものが描かれているのが特徴です。



アラスカ州のアイデンティティを感じる刺繍

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背中に施される刺繍は、稀少なヴィンテージを元に再現されたデザイン。アラスカ州にある北米最高峰の山、デナリ(マッキンリー山)を背景に、中央には北斗七星と北極星が描かれたアラスカ州の州旗、冬に白く変色し外敵から身を守るアラスカの州鳥「カラフトライチョウ」と州花である「ワスレナグサ」の刺繍が施されています。アラスカ州のシンボルともいえるこれらのモチーフに加え、49番目の州への昇格を記念する「THE 49TH STATE」の文字にアラスカ州のアイデンティティが感じられます。


ちなみに、当店の所在地である長野県の県鳥もライチョウなので、なんとなく親近感を抱くデザインです。



リバーシブル仕様もスカジャンの魅力

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表裏の両面に刺繍が施され、リバーシブルになっているのもスカジャンの特徴。ヴィンテージのスカジャンも基本的には両面刺繍のリバーシブルが多く、片方の面にはその国の地図が描かれたデザインが良く見られます。アラスカ柄のスカジャンもアラスカのマップ柄が存在し、日本のマップ柄と同様に、主要都市や米軍基地の所在地が描かれています。


ヴィンテージの刺繍をリアルに再現したTHRIFTY LOOKのスカジャンですが、コーチジャケット風にデザインされた、現代的なオーバーシルエットに仕上げれているのも特徴です。ベースボールジャケットを模して造られた本来のスカジャンとは異なり、着丈には程よい長さがあり現代的にデザインアップされているので、老若男女問わず多くの方が着用しやすいスカジャンになっていると思います。



刺繍の甘い打ち込みも、しっかりと再現されています。

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ヴィンテージのアーカイブを元に、細番手の刺繍糸で甘めに打ち込んだ刺繍の雰囲気もしっかりと再現されています。刺繍の打ち込みを甘くすることで、ヴィンテージの様に生地に馴染む柔らかな刺繍となります。打ち込みが強く下地の芯の硬さが残る様な刺繍では、その部分が生地に馴染まないため、雰囲気だけではなく着心地や生地の耐久性にまで影響を与えてしまいます。その様な点でも、この甘い打ち込みの柔らかな刺繍にはブランドの拘りが強く感じられます。



今回ご紹介させて頂いたスカジャンは、こちらのサイトのショップページでも販売中です。

刺繍は同じデザインで、別珍とサテンの2タイプがございます。PRICE:¥25,500(税別)


こちらでは、ご紹介していませんが同じTHRIFTY LOOKの新作、通称「ベトジャン」もショップページに掲載中です。是非チェックしてみてください♪







 
 
 

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