2025年を締めくくるスペシャルアイテムがCloveru®からリリース。
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- 2025年12月15日
- 読了時間: 5分
更新日:2025年12月21日

2025年も残すところあと僅か、師走の足音が聞こえてくる時期になりました。そんな中、まさに今年を締めくくるスペシャルなアイテムがCloveru®から入荷しました。Cloveru®のブランドオーナーであり、ヴィンテージにも造詣の深いSHO WATANABE氏が所有する1940年代のカバーオールを元に、今の時代に着やすいようにデザインされた12ozデニムのカバーオール。生地は、既に閉鎖されている米国CONE DENIM社・ホワイトオーク工場の稀少なデッドストックで、縫製も全てアメリカ製。前回のブログを見て頂いた方であればピンとくると思いますが、こちらのカバーオールはCloveru®とPENNEY'S FOREMOSTによる限定コラボのスペシャルモデルなのです。これはもう、フリークであれば絶対に見過ごせない2025年最後のビッグニュースです。
黒いタグはプレミアムラインの証

この秋冬にリリースされたモヘアカーディガンなどにも採用されているCloveru®の黒いタグ。Cloveru®の中でも一線を画す「プレミアムライン」となるモデルにはこちらの黒いタグが採用されています。今回のカバーオールは、コラボモデルとなるためPENNEY’S FOREMOSTのタグも並んで縫い付けられています。生地の生産はもちろん、縫製も全てアメリカの工場で行われている為、MADE IN USAの星条旗タグが付きます。
2017年に惜しまれつつ閉鎖された、CONE DENIM社・ホワイトオーク工場製

ホワイトオーク工場については、前回のブログで長々と説明しているので、今回は簡単に。(気になる方は前回のブログを是非ご覧ください)こちらのカバーオールで使用されているのは、2017年末に閉鎖されたコーンデニム社・ホワイトオーク工場でシャトル織機で生産されたデッドストックの12ozデニム生地。もちろん現在は生産されていない希少で価値のあるデニム生地となります。このホワイトオーク工場の稀少なデッドストック生地を使用している証として、WHITE OAK / CONE DENIMのタグが縫い付けられています。
UNION MADEのドーナツボタンも当時の雰囲気

1940年代頃のヴィンテージカバーオールでも目にするUNION MADEのドーナツボタン。生地、縫製はもちろんですがボタンもUSA製で統一されています。デニム好きやヴィンテージ好きの人には馴染みのあるドーナツボタンですが、名前の由来は中心に穴が開いたドーナツ型の形状から。裏から2本爪のタックを打ち込み、ボタンの中心で爪が丸め込まれる様な形で、表裏で生地をしっかりと挟み込む取り付け方です。真鍮色のドーナツボタン、雰囲気がいいですね。
毛羽のあるボタンホールは、解れにくい後メス(アトメス)仕様

ボタンがあれば、ボタンを留める穴「ボタンホール」もあります。こちらのカバーオールはボタンホールの内側に生地の断面から出る糸の毛羽が目立ちます。これは決して糸の処理をしていない訳ではなく、ボタンの開閉時に生じる摩擦からボタンホールの「かがり縫い」を守る大事な役割があります。ここで出てくるのが「後メス」(アトメス)というワード。1960年代頃までのヴィンテージジーンズには、この「後メス」と呼ばれる縫製が使われており、何十年も前のジーンズなのに、割とボタンホールの糸は解れていなかったりします。この「後メス」とは何なのか?ボタンホールはボタンを通すために生地に穴を空けて作ります。先に穴を空けてから穴(生地)の断面を縫うほうが毛羽も出ず、綺麗な見た目に仕上がりますが、長年の着用で金属ボタンとの摩擦によりボタンホールの断面を縫った「かがり糸」が解れてしまい、やがて周辺の生地も破けていきます。それに対してこの「後メス」は生地に穴を空ける前に、ボタンホールの形状をした「かがり縫い」を施した後、その中心に刃でガシャンと穴を空けます。
先に縫い目を作り、後から刃(メス)で生地に穴を空けるので「後メス」。名前の由来はこんな感じ。
後で穴を空ける事で、ボタンホールの内側に生地の断面ができ、フサフサとした毛羽(糸)が残りますが、この毛羽の存在が「金属ボタン」と「かがり縫い」の間に入る緩衝材の役目を果たし、長年の着用でもボタンホールを破けにくくしてくれるのです。この工程は、ボタンホールを空けるためだけに作られた特殊ミシンで行いますが、年代の古いアメリカ製やドイツ製のボタンホール専用ミシンが存在します。
長々と書きましたが、文章だけでは伝わりにくいですよね...。
主要な縫製は2本針のチェーンステッチ

PENNEY’S FOREMOSTとのコラボモデルとなるため、こちらのカバーオールにも当時も使われていたヴィンテージのユニオンスペシャルミシンを用いて縫製されています。画像はアームホールの内側を撮影した物ですが、これらの主要部分には2本針のチェーンステッチミシンによる巻き縫いが施されています。2本針のチェーンステッチによる巻き縫いは、綿糸による縫製が主流だったヴィンテージに見られる仕様で、生地を重ねて巻き込み、2本針で縫う事により縫製部分に強度を出しています。チェーンステッチの鎖状の下糸には伸縮性が生まれるため、動きの多いアームホールなどにも適した縫製となります。
久しぶりにデニム・オン・デニムも楽しんでます

ポケットの縫製など、ディテールについてまだまだご紹介したいところですが、つらつらと長くなってしまいそうなので、細かな説明はこのあたりで...。
今回のスペシャルカバーオールは、個人的にも超待望のアイテムでした。入荷直後に段ボールから出してすぐに着用していますが、PENNEY'S FOREMOSTのジーンズとデニム・オン・デニムで着用する事が多いです。元になっているSHO WATANABE氏 所有のヴィンテージが比較的シンプルなデザインな事もあり、スッキリとした印象のカバーオールで、様々なコーディネートに取り入れやすいと思います。製品はワンウォッシュで縮みは出ていますがインディゴの色は濃く、ここから着込んでいく事で色落ちを楽しめます。私も可能な限り着用し、またこちらのブログで経年変化などもご報告できたらと思います♪
今回ご紹介したCloveru®のスペシャルカバーオールは、こちらのホームページのショップページでも販売中です。宜しければ是非ご覧ください。
Cloveru® 40s Special Coverall with PENNEY'S FOREMOST.
SIZE:M / L / XL
PRICE:¥63,000(¥69,300 TAX in)
※着用画像はLサイズ(身長170㎝、体重65㎏)




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